ブログを初めて試すなら、まずは無料ブログサービスから始めるのがおすすめです。
私自身も、最初は無料ブログで記事を書き始めました。
無料ブログなら、アカウントを作るだけですぐに記事を書けます。
まずは何件か書いてみて、自分が記事作成を続けられそうか確認してみましょう。
書き続けられそうだと判断したら、次はパソコン上にWordPressを作り、本格的なブログ環境へ移行します。
一方、「絶対にブログを続けるぞ」という意思の強い人や、パソコン操作にあまり抵抗がない人は、無料ブログを飛ばして最初からWordPressで始めてもよいでしょう。無料ブログから記事や画像を移す手間を省けます。
この記事では、費用をかけるタイミングをできるだけ後ろに延ばしながら、次の順番でブログを作る方法を紹介します。
最初は無料ブログで記事を書いてみる
ブログを始める段階では、サイトのデザインや収益化方法よりも、まず記事を書き続けられるかどうかが重要です。
費用をかけてしまってから記事作成が自分に合わないと分かった、という事態は避けたいところです。
そのため、初めてブログを書く人は、無料ブログサービスを使って試してみるのが最も手軽です。
この段階では、次のことを確認します。
- 自分の興味を文章としてまとめられるか
- 見出しや画像を使って記事を作れるか
- 次に書きたいテーマが思い浮かぶか
- 月に何件程度なら更新できそうか
- 数か月後も続けたいと思えるか
最初から多くの記事を書く必要はありません。
数件の記事を書いてみて、「もう少し続けてみたい」と思えれば、次の段階へ進みます。
無料ブログからWordPressへ移行する
記事を書き続けられそうだと判断したら、パソコン上にWordPress環境を作ります。
WordPressは、ブログのデザインや機能を比較的自由に変更できる仕組みです。
収益化を目的とした個人ブログでも広く使われています。
一般的には、レンタルサーバーを契約し、その中にWordPressを設置しますが、今回紹介する方法では、まず自分のパソコン上にWordPressを作ります。
このように、インターネット上ではなく自分のパソコン内で動かす環境を「ローカル環境」と呼びます。
パソコン上のWordPressでも、記事の編集方法は一般的なWordPressとほとんど変わりません。
- 記事を書く
- 見出しを設定する
- 画像を登録する
- デザインを変更する
- WordPressテーマを使う
- プラグインを追加する
といった操作を試せます。
この段階では、まだブログをインターネット上に公開する必要はありません。
まずはWordPressの使い方を確認しながら、実際に何件か記事を書きます。
WordPressでもう一度継続を判断する
パソコン上にWordPressを作った後も、すぐにインターネットへ公開する必要はありません。
まずはWordPress上で何件か記事を書いてみましょう。
無料ブログとは編集画面や設定項目が異なるため、実際に使ってみなければ、自分に合うかどうか分からない部分もあります。
この段階では、次の点を確認します。
- WordPressの編集画面を使い続けられそうか
- ブログ全体のテーマを決められそうか
- 今後も書きたい記事があるか
- サイト名やカテゴリの方向性が固まったか
- 公開して他の人に読んでもらいたいと思えるか
ここで続けるのが難しいと感じた場合は、公開作業へ進まず、そのまま終了できます。
インターネットへの公開には、WordPressで記事を書くよりも多くの設定作業が必要です。
そのため、記事作成を継続できそうだと確認してから、公開環境を作るという順番にします。
WordPressの記事を静的HTMLに変換する
パソコン上のWordPressは、そのままではインターネット上から閲覧できません。
インターネット上に公開するために、WordPressで作ったページを静的なHTMLファイルとして書き出します。
この処理を「静的化」と呼びます。
通常のWordPressは、読者がページを開くたびにデータベースから記事を読み込み、表示するページを組み立てます。
そのため、ページが表示されるまでには多少時間がかかる場合があります。
一方、静的HTMLファイル化した場合は、あらかじめ完成した状態のページがファイルとして保存されます。
読者がページを開いてからページを組み立てる手順がかなり省略されるため、表示が速くなるメリットがあります。
Inside GandMでは、WordPressプラグインのSimply Staticを使って、主に次のファイルを書き出します。
- トップページ
- 記事ページ
- カテゴリページ
- 画像
- CSS
- JavaScript
- サイト内のリンク
静的化した後は、記事や画像が正しく表示されるか確認します。
特に、パソコン上で使っていたローカルURLが残っていないか、ページ間のリンクが正しく動作するかを確認する必要があります。
Cloudflare Pagesでブログを公開する
静的化したファイルをCloudflare Pagesへアップロードすると、ブログをインターネット上に公開できます。
Cloudflare Pagesは、静的なWebサイトを公開できるサービスです。
独自ドメインを持っていない段階でもブログの試験公開はできます。
公開後は、Cloudflareが用意するURLへアクセスし、次の点を確認します。
- パソコンとスマートフォンで表示できるか
- 記事や画像が正しく表示されるか
- メニューやリンクが動作するか
- 文字の大きさや余白に問題がないか
- 公開する予定のないページが含まれていないか
ここまでで、自分のWordPressで作ったブログをインターネット上に公開できます。
独自ドメインを取得していないため、この段階でもまだ費用をかけずに試せます。
公開後も独自ドメインの取得を急がない
Cloudflare Pagesで公開できたからといって、すぐに独自ドメインを取得する必要はありません。
しばらく記事を追加しながら、ブログを本格的に続けるか判断できます。
例えば、次のような状態になったら、独自ドメインの取得を検討します。
- 今後も書きたいテーマが複数ある
- 更新を継続できそう
- サイト名やブログの方向性が固まった
- 検索エンジンから読者を集めたい
- アフィリエイトや広告による収益化を始めたい
- 自分専用のURLで長期間運営したい
独自ドメインは、自分のブログ専用のWebアドレスです。
独自ドメインを使えば、将来公開先を変更しても、基本的には同じURLを使い続けられます。
ただし、独自ドメインは取得や更新に費用がかかります。
そのため、無料の公開用URLでブログ運営を試し、続けられそうだと判断してから取得する流れが無駄を抑えやすいでしょう。
この方法で必要なもの
今回の方法で必要になるものは、主に次のとおりです。
- パソコン
- インターネット環境
- WordPress
- WordPressを動かすローカル環境
- 静的化プラグイン
- Cloudflareの無料アカウント
WordPress環境の構築や静的化では、ターミナルと呼ばれる画面でコマンドを実行する場合があります。
そのため、スマートフォンだけで同じ環境を構築するのは難しく、基本的にはパソコンが必要です。
Inside GandMではMacをメインに、Windowsでの方法も紹介していきます。
「無料で始める」の範囲
この記事でいう「無料」は、すでにパソコンとインターネット環境を持っていることを前提としています。
次の範囲までは、追加費用をかけずに試せます。
- 無料ブログで記事を書く
- パソコン上にWordPressを構築する
- WordPressで記事を書く
- WordPressを静的化する
- Cloudflare Pagesへ試験公開する
一方、次のものを利用する場合は費用が発生します。
- 独自ドメイン
- 有料WordPressテーマ
- 有料プラグイン
- 有料画像素材
- 生成AIの有料プラン
最初から有料サービスを揃える必要はありません。
無料で試せる範囲を進み、必要性を感じたものだけ後から追加します。
静的WordPressに向いているブログ
WordPressを静的化してCloudflare Pagesで公開する方法は、主に記事を読んでもらうタイプのブログに向いています。
例えば、次のようなサイトです。
- 個人ブログ
- アフィリエイトブログ
- 商品レビュー
- 趣味や作例の紹介
- 手順やノウハウの解説
- 更新頻度が比較的低い情報サイト
一方、WordPress上で動的な処理を行うサイトには向きません。
- 会員登録やログインが必要なサイト
- 商品購入や在庫管理を行うECサイト
- WordPress標準のコメント投稿を使うサイト
- ユーザーごとに異なる情報を表示するサイト
- 頻繁に内容が自動更新されるサイト
問い合わせフォームやサイト内検索などは、外部サービスを組み合わせて実現できる場合があります。
ただし、一般的なWordPressとまったく同じ機能を使えるわけではありません。
難しい作業は生成AIと一つずつ進める
パソコン上へのWordPress構築やCloudflare Pagesへの公開は、無料ブログの利用よりも難易度が高くなります。
特に、初めて見るコマンドをまとめて実行するのは不安に感じるかもしれません。
その場合は、生成AIに次のように依頼します。
一度に一つの操作だけ提示してください。
操作する場所を明記してください。
実行結果を確認してから、次の操作を案内してください。
一つの操作を実行したら、表示された結果を生成AIへ返します。
エラーが出た場合も、別の手順を自己判断で試すのではなく、エラーの全文をそのまま伝えます。
この方法なら、次の順番で作業を進められます。
- 生成AIから一つの操作を教えてもらう
- パソコンで実行する
- 表示された結果を生成AIへ返す
- 問題がないことを確認する
- 次の操作へ進む
すべてのコマンドを最初から理解する必要はありません。
ただし、生成AIの回答が常に正しいとは限らないため、実行結果を確認し、重要なデータはバックアップしてから作業します。
費用をかける前に段階的に判断する
ブログを始めるために、最初からレンタルサーバーや独自ドメインを契約する必要はありません。
まずは無料ブログで記事を書いてみる。
続けられそうなら、パソコン上のWordPressへ移る。
WordPressでも記事を書き続けられそうなら、静的化してCloudflare Pagesへ公開する。
本格的に運営したいと思えたら、独自ドメインを取得する。
このように段階を分ければ、それぞれの時点でブログを続けるか判断できます。
パソコン操作に抵抗が少なく、記事移行を避けたい場合は、無料ブログを省略して最初からWordPressで始めても構いません。
Inside GandMでは、パソコン上へのWordPress構築、初期設定、記事の静的化、Cloudflare Pagesへの公開までを、実際の作業に沿って順番に紹介していきます。